第12回私のかいぜん発表会
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10年も続く交流と研さんの場
「私のかいぜん発表会」は、各職場で日ごろから取り組んでいる『かいぜん活動』を発表しあい、お互いに交流を深め地域全体で成長していこう!と、地域企業の発意で2008年から開催しているそうです。
この発表会でみつわ会さんがTOCの事例を発表するということで鶴岡産業振興センターに行ってきました。
参加企業は7社
・[(株)協同電子工業]“0”からスタート!! 新規案件を掴み取れ
・[(株)プレステージ・インターナショナル]社内で助っ人活動
・[(株)庄内クリエート工業]溶接作業のムダ取り
・[医療法人徳洲会庄内余目病院]救急医療を支える広報活動の取組み
・[(株)グローバルマシーン]短納期対応への端材活用
・[医療法人社団みつわ会]業界初、TOCの導入
・[sonyセミコンダクタマニュファクチャリング(株)]半導体設備の工具・治工具 5S3Tによる業務効率化
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つながりとバラツキを意識できる企業は少ない
みつわ会さんは社内での発表をブラッシュアップして、3例を分かりやすくまとめ発表しました。
素晴らしい発表だったと思います。
他の企業さんの発表も大変勉強になることばかりで時間があっという間に過ぎましたが、多くの企業さんは上手くいかない改善点を自分以外の事としてシステムや構造などを改良するようなものが多かったように思います。
システムや構造を変えても操作するのが人間ですので、その人間の業務に対する意識が重要かと思いました。
自分や機械の能力を示すサイコロの目は一つではありません。
1~6までの幅があるのです。この幅があることを意識できないといくら設備投資しても劇的な改善は得られないと思います。
更にその幅を持つスタッフや部門が繋がり合って一つの会社が成り立っていることに気付かなければ、素晴らしい改善も部分最適に終わってしますのです。
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継続と会話の大切さ
その中で、まず自分たちは何がしたいのか設備投資する前に考え方や順番、そして「大きな山は小さく崩す」を実践したみつわ会さんは、改善に対する捉え方が他の数段上を行くところまで熟成されてきているのが分かりました。
みつわ会さんが特別なのではなく、TOC研修を継続して行い、その繋ぎ繋ぎでいつもグループミーティングを重ねてスタッフのベクトルを同じにできる環境さえあればどこの施設さんも企業さんも自らビックリするような改善が得られるはずです。
それは精神的若しくは体力的な実感としてだけでなく、目に見える会社の利益として実感できるものと思います。
会社の利益の実感は、経営者だけではなく社員にも還元されてこそ更なる躍進の大きなベクトルづくりになることを忘れてはいけません。
みつわ会さんから更なる躍進の取り組みを始めていく決意表明を聞き会場を後にしました。
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