【介護イノベーションサミットによせて】
先週末、第1回介護イノベーションサミットが行われました。
TOC(制約理論)の導入がキッカケとなり起こった改善事例の発表会だったのですが、
TOCは本当に伝わってほしいと思うところは伝わりにくく、伝えようとすると余計伝わりにくくなってしまいますが、
今回の事例発表や懇親会では、言葉にならない部分なども含め伝わってくる部分も多く、
さらに次のステージの入り口へ繋げるディスカッションも活発に行われ、とても有意義なものになったのではないかと思っています。
わたし自身、何度も拝聴してきた事例ですが、流れ始める→流れが然りへと変わる様には改めて鳥肌が立ちました。
思い込み ・ 惰性 ・ 社会
介護福祉や障害者福祉は目標設定が長期的になるので、より伝わりづらいのだと思いますが、
聴覚障害次男の生き方を隣で見てきてわかるのは、
介護が必要な方や障害をお持ちの方は、自分の状態に合わせて自分らしく生きる必要がある。と、わかりやすい目標があるということです。
自分ひとりでらしさを維持するのが困難な時に頼るのが専門職の人がいる福祉施設です。
その専門職のスタッフがいる福祉の現場で、誰でもできることなのに《思い込み》が邪魔をして誰もやっていなかったことをやってみた事で劇的に変わった。
以前から《惰性》でやっていたスタッフさんの仕事を減らすことで、疲弊が減り代わりに増えた余裕を次のステップへ繋げた。
介護制度や法律の関係など、普段《現場だけでは考えられない制度や法律、行政》のことを、行政の実践者を交えてのディスカッションで、個人→団体→社会の連携や、《→社会》のところで起こり得る問題への直視の必要性など、
事例発表と同じく介護イノベーションサミットの大きな収穫だったのではないかと思います。
変わる < 成る
自分らしく生きるということは根源として誰にでもある目標であり、そのために誰かに頼るなど相互理解が起こるのは必至で、
それらがより分かり易い福祉施設でのイノベーションは、社会貢献や社会の仕組みの変容へと劇的に最速に繋がっていくのではないかと思います。
変わる < 成る
それは、今回発表された事例のなかにあった事実。その事実をもと改善に至るまでの辛酸な思いなど、利用者さんやスタッフさんなど当事者の方達のアレやコレやの試行錯誤があるからだと経験上そう思います。
それぞれの目標の統合の先に
わたし達の目標は、利用者さんがわたし達の介助を必要としなくなること。と、スタッフさんは仰います。
一方、ベットの空きを如何に埋めるか。と、施設運営の側は仰います。
福祉施設は、自立支援の利得と施設運営の利得が相対してありますが、そこに発生する対立を解消しようとする過程が循環をよくし改善に繋がるのではないかと思います。
今回のサミットでの事例発表は見事にそれが伝わっていました。
1年後、たくさんの事例と共に少しでも社会が変容していたらいいなぁ!と、思っています^^
see you~♪
投稿者プロフィール
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(株)ソフトパワー研究所認定 TOCジュニアインストラクター
教育のためのTOC 国際認定資格
美活脳®ジュニアナビゲーター(マイストーリーナビゲーター)
夢新聞認定講師(伝でん夢師)
(㈱)たくらみ屋認定タクラミスト
合同会社 KANO 業務執行社員
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